わずか67日でのアラダイス政権崩壊に英代表OBが激怒 「世界の笑い物」「茶番のような存在」
「イングランド代表は“どん底”にいる」
「この状況には怒りしかない。イングランドは今夏の欧州選手権(EURO)で起こったことからさらに転落している。我々の今の状況は、世界の笑い物だ」
EUROでは伏兵アイスランドに番狂わせを食らって敗退を喫するなど、イングランド代表は再建の真っ只中にあった。それだけに今回の騒動は、火に油を注ぐ形となったが、怒りの収まらないシアラー氏はツイッターでも「まだ唖然としているよ。サムによる酷いミスだ。EUROから代表は不調だが、この一件で“どん底”にいると認めざるを得ない」と酷評している。
また00年代の名DFとして知られたファーディナンド氏も、「BTスポーツ」の番組に出演しこの問題に言及。「世界中のフットボールのコミュニティーは、我々のことを笑っているだろう。イングランドの役回りはもはや“茶番”になっている。彼は仕事に情熱を持って取り組んでいたが、FAを去ることを余儀なくされた。認識の甘さがあったんだ。イングランドのフットボールにとっての失望だ」と悲しい表情で語ったという。
今後はU-21代表監督のギャレス・サウスゲイト氏が暫定的に指揮を執ることになるが、混乱は必至。果たしてサッカーの母国は、前代未聞の危機を乗り越えられるのだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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