【W杯】「フランスですらフルメンバーで…」 森保監督のコスタリカ戦采配に中国出身選手が言及

日本の敗戦に中国ファンも失望【写真:ロイター】
日本の敗戦に中国ファンも失望【写真:ロイター】

ローテーションを採用するも実らずコスタリカに黒星

 日本代表は11月27日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第2戦で、コスタリカ代表に0-1で敗れた。初戦でドイツ代表を2-1で破った鮮烈な勝利を受けて期待値が高かった分、中国ファンも日本の敗戦に失望の声が多かった。

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 中国大手スポーツメディア「新浪体育」の記者である于静(ユー・ジン)氏は、「仮にドイツが日本を軽視したのならば、日本もコスタリカを軽んじたのだろう。W杯の舞台ではいかなる相手も軽んじてはならない」と言及。中国版ツイッターの「微博(Weibo)」でフォロワー17万人を誇る苗原(ミャオ・ユァン)Mark氏は、「森保一監督の責任だ。大きな勝利のあとに最も状態がいい選手を使わず、なぜローテーションしたのか。傲慢かつ無能」と厳しく指摘した。

 現役時代にイングランド、オーストラリア、北京国安などでプレーしたMF張暁彬(ジャン・シャオビン)氏は、「1勝しただけでローテーションするのか? 前回王者フランスですらグループリーグ突破のために昨日(デンマーク戦/2-1)フルメンバーで戦った」と、第2戦にして先発メンバーをローテーションした点に加えて、コスタリカに対する油断に触れた。

 中国国営放送「CCTV」などで長くキャスターを務めた黄健翔(ファン・ジェンシャン)氏は、さらに「鎌田大地は試合を通してミスが多く、最も責任があるだろう。森保監督が三笘薫と伊東純也を投入するのも遅かった。DFとMFの多くの選手が疲弊したあとの投入で、彼ら2人へのサポートができなくなってしまった」と采配を疑問視した。

 さらに、黄氏は「現地時間13時(日本時間19時)と1日で最も暑い時間のキックオフは、攻撃面の優位性を体現するのが難しく、全般的に得点が少ない」と早いキックオフ時間の影響を指摘。実際、日本対コスタリカ戦まで、現地時間13時キックオフの6試合で合計8得点(1試合平均約1.3点)、大会全体でここまで28試合で67得点(1試合平均約2.4点)と比べて、確かに得点数が少ない。

 ただ、まだグループリーグ第3戦が残されており、グループEの4チームすべてに突破・敗退の可能性がある。初戦0-7で敗れたコスタリカ、2-6で敗れたイラン、1-4で敗れたオーストラリアが第2戦勝利。一方ドイツを破った日本、アルゼンチンを破ったサウジアラビアは揃って敗戦。サッカーは何が起こるか分からない。幸いにも、日本のスペイン戦は最も遅く、コンディションが整った現地時間22時(日本時間午前4時)のキックオフだ。

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