C・ロナウドが確執の噂を払拭! CLドルトムント戦の先制弾後にジダン監督と抱擁
対ブンデス勢17試合18得点の決定力
この行動には、先週末に起きた“騒動”が伏線としてある。24日に敵地で行われたリーガ第6節ラス・パルマス戦の後半26分、レアルが2-1と1点をリードした状況で、ジダン監督はロナウドをベンチに下げることを決断した。指揮官としてはCLを見据えた温存策だったが、交代を告げられた当のロナウドは不満を隠そうとしなかった。その後2-2と追いつかれたこともあり、ロナウドの感情の爆発が大きく伝えられることになってしまった。
それを鎮静化する意味もあってか、誇り高きエースは指揮官との関係に問題がないことを世界的にアピールする行動に出たのかもしれない。ドルトムント戦はかねてから“白い巨人”への移籍が噂されるFWピエール=エメリク・オーバメヤン、そして途中出場のFWアンドレ・シュールレにゴールを許して公式戦3試合連続のドローに終わったが、レアルにとってはうるさい外野を黙らせる勝ち点1を確保したとも言える。
ロナウドはブンデスのクラブとの対戦で、キャリア通算17試合18得点と圧倒的な戦績を残すなど、相変わらずの決定力の高さを見せつけた。レアルが目指すリーガと国王杯、CLの3冠制覇、そして12月に日本で行われるクラブワールドカップ優勝に向けて、ロナウドが不可欠な存在であることは間違いない。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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