【W杯】大会8連敗中のカメルーン、あわや“ピンボール失点” ピンチ回避後に先制ゴール奪取

カメルーンがあわや“ピンボール失点”【写真:ロイター】
カメルーンがあわや“ピンボール失点”【写真:ロイター】

日韓ワールドカップから8連敗中のカメルーン、グループ第2戦でセルビア代表と対戦

のカメルーン代表は、11月28日にグループG第2節のセルビア代表戦を迎えた。元カメルーン代表DFリゴベール・ソング監督が率いるチームは、初戦のスイス代表戦に0-1で敗れが、この日の対戦相手であるセルビア代表も、初戦でブラジルに0-2で敗れている。

 W杯での連敗をストップしたいカメルーンは、日差しの強い13時キックオフのゲームで、コイントスで陣地を選べることになると、前半はウォーミングアップをしたピッチとは逆の日陰になるメインスタンドから見て右側のピッチを取った。

 そんなカメルーンに前半18分、大きなピンチが訪れる。セルビアが左サイドのスローインから攻撃を仕掛けると、エリア内にこぼれたボールをMFガエル・オンドゥアがクリアーしようとする。このボールが目の前にいたMFピエール・クンデに当たると、ゴール前を横切る形になったボールはDFヌフ・トロに当たり、あろうことかセルビアのエースFWアレクサンダル・ミトロビッチの前に転がる。ミトロビッチはボールを回収して、素早くシュートを放ったが、ボールは左へ逸れていった。

 オンドゥアのクリアしたボールからピンボールのようになり、相手に決定機を与えたカメルーン。このピンチを凌ぐと、前半29分にはCKを、MFアンドレ=フランク・サンポ・アンギサがニアサイドでスラすと、ファーサイドに詰めていたDFジャン・シャルル・カステレットが右足で押し込み、先制点を記録。スタンドのカメルーンファンは大喜び。太鼓のリズムが響き渡っている。

 カメルーンはこの流れに乗り、W杯での連敗を「8」で止めることができるだろうか。

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