【W杯】森保采配を「無能な戦い」と疑問視 英記者が見たコスタリカ戦、「チームを不自由にしている」と見解
「エキサイティングな才能たちに息苦しい思いをさせている」
コスタリカがいい守備をしていたわけではない。そうする必要がなかったのだ。前半、日本は枠内シュートを1本も打てず、攻撃的でなく、冒険をすることもなかったため、試合は退屈なショーとなった。その結果、初戦でショックを受けた相手が自信を取り戻し、試合を有利に進めることにつながった。
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この結果はある意味で予想どおりだった。彼の安全第一の現実的なアプローチは、日本のエキサイティングな才能たちに息苦しい思いをさせている。今こそ新しいものやフレッシュなものを求める時だ。それはリスクを冒すことを恐れない監督だ。W杯が終わっても、彼をこのポジションに置き続けることは許されない。
日本にとって終わりは4日後に迫っている。森保監督とチームがこの無能な戦いぶりから立ち直り、スペインから何かを勝ち取るとは思えない。もちろん不可能ではないが、アフマド・ビン・アリ・スタジアムでの様子を見る限り、日本がこの大会から脱落しないためにはもう一度センセーションを巻き起こす必要があるだろう。
そして、たとえ日本が想像を超える結果を出して決勝ラウンドに進んだとしても、森保ジャパンを称賛する気持ちは一度胸にしまっておき、彼が日本に何かポジティブなものをもたらすと誤解している人のために今日の試合の映像を繰り返し流すべきだ。彼を監督に任命したのは大失敗だった。
アジアカップの準優勝、オリンピックの4位という結果は、ポジティブな結果だと受け止められていたかもしれない。しかし、才能ある選手が揃っていたことを考えれば、物足りなさを感じる。彼の治世は早く終わったほうがいいだろう。
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マイケル・チャーチ
アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。