【W杯】なぜイエローカード? 伊東へのゴール前“ビッグチャンス阻止”にファン疑問「DOGSOにならんの?」「完全に腕を掴んでた」

伊東純也へのファールシーンを考察【写真:ロイター】
伊東純也へのファールシーンを考察【写真:ロイター】

後半25分の伊東の抜け出した場面に注目

 日本代表(FIFAランク24位)は11月27日、カタール・ワールドカップ(W杯)グループE第2節でコスタリカ代表(同31位)と対戦し、0-1で敗れた。後半に入り日本もチャンスをいくつか作っていたが、ゴール前に抜け出し大きなチャンスを迎えたMF伊東純也(スタッド・ランス)へのファウルに対し、SNS上ではDOGSO(通称ドグソ/Denying an Obvious Goal-Scoring Opportunity/決定的な得点機会の阻止)ではないかとの意見も出ている。

【PR】ABEMA de DAZNでラ・リーガの久保建英など欧州サッカーの注目試合ハイライトを全試合無料配信!

 日本は劇的勝利のドイツ戦から先発5人を入れ替え、コスタリカ戦に臨んだ。前半はボールを握りながらも大きなチャンスなく膠着状態に。それでも後半開始から交代枠を使い、状況打開を図った。

 そんななか同25分、日本にビックチャンスが訪れる。MF守田英正(スポルティング)の楔のパスをFW浅野拓磨(ボーフム)が相手を背負いながらスルー。そのボールを受けた伊東が切り返しで相手をかわすとペナルティーエリア手前で相手に倒され、フリーキック(FK)のチャンスを得た。

 このプレーでファウルを犯したDFフランシスコ・カルボに対しイエローカードが提示されたが、SNS上ではゴール前でのビッグチャンスだったこともあり「納得できない」「イエローじゃなくレッドだったら…」「せめてVARだろ」「PKかどうかは微妙」「完全に腕を掴んでた」「DOGSOにならんの?」とファンから疑問の声が挙がっている。

 DOGSOが適用されるためには、以下4要件を“すべて”満たすことが必要だ。

(1)反則とゴールとの距離
(2)全体的なプレーの方向
(3)ボールをキープ、またはコントロールできる可能性
(4)守備側競技者の位置と数

 今回のシーンは(1)反則とゴールとの距離、(2)全体的なプレーの方向、(3)ボールをキープ、またはコントロールできる可能性は満たしているように映像からは見える。一方、伊東が抜け出した際の両脇には相手2枚がほぼ並走しており、(4)守備側競技者の位置と数に関しては議論の余地がありそうだ。

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング