U-17W杯出場への扉を開いた久保建英の芸術的FK弾 豪快な一撃を生むブレない“体の軸”とは
相手GKのミスを誘ったUAE戦のCK
2年間の取り組みの成果は、大舞台で出た。インドメディアは久保の一撃を「荘厳」とまで絶賛している。久保はこのベトナム戦では2得点1アシストと活躍し、2試合目のキルギス戦でも2ゴールを決めた。グループリーグ最終戦のオーストラリア戦は温存されたが、久保はUAE戦ではカーブのかかったCKからチャンスを演出。相手GKのファンブルを誘い、DF瀬古の決勝点をお膳立てした。
このキックでも軸はブレず、強烈な回転をボールにしっかりと伝えていた。「和製メッシ」と期待される天才はプロトレーナーの指導の下、日々飽くなき努力を続けていく。将来的なバルセロナ復帰が報じられる天才児がどこまで伸びていくのか、楽しみで仕方ない。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images