【W杯】ドイツ監督、日本戦の敗戦猛省「多くのミスを犯した」 スペインとの決戦へ必勝宣言
ハンジ・フリック監督、グループ2戦目スペイン戦へ前日会見に対応
ドイツ代表のハンジ・フリック監督は、11月26日にカタール・ワールドカップ(W杯)のスペイン代表戦に向けた前日会見に出席し、「明日はデュエルに勝利していかなくてはいけない」と勝利への強い意志を示した。
ドイツは大会初戦で日本代表に1-2で敗れた。フリック監督は「多くのミスを犯してしまった試合だった」と話し、「シュート数は25本か、26本だった。1点しか取れなかったが、2-0や3-0にすることもできただろう」と、決定力を欠いたことを話している。
崖っぷちに立たされて対戦するのは初戦でコスタリカ代表を7-0で下したスペインだが、その相手について「明日はデュエルに勝利していかなくてはいけない。最高のパフォーマンスが必要。スペインはFCバルセロナに似た4-3-3で常にプレーしてきた」とコメント。そして中盤のMFガビとMFペドリについて「彼らのクオリティーはファンタスティックだ。バルセロナでここ2年間、素晴らしい成長を見せ、代表でもそうだ。そして中盤で素晴らしいクオリティーを見せる彼らの背後に(セルヒオ・)ブスケツがいる」と話している。
報道陣からはMFジョシュア・キミッヒの右サイドバック起用やMFルロイ・サネの復帰、MFレオン・ゴレツカの起用法などの質問が多くあったが、指揮官は「いくつかの可能性があるポジションがある。様子を見よう」と煙に巻いた。
ドイツは2018年ロシアW杯でグループリーグ敗退、昨年の欧州選手権で16強敗退と主要大会で結果が出ていない。指揮官は「今回は過去2大会のようなことにならないようにしたい」と話し「スペインとの試合には2010年のW杯もそうだし過去に多く負けたが、それは過去のこと。明日の試合は未来だ。勝利を得るために戦いたい」と決意を語った。
ドイツはスペインに敗れると、先にキックオフされる日本とコスタリカの試合で日本が引き分け以上の結果を残していた時に敗退が決まる。それだけに大きなプレッシャーを受けてキックオフに臨む可能性もあるが、W杯4回優勝の強豪が意地を見せることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)