【W杯】イングランドはアメリカと0-0ドロー グループBは全4チームに突破の可能性がある大混戦
イングランドは勝ち点を「4」とするも、グループリーグ突破を決められず
カタール・ワールドカップ(W杯)は現地時間11月25日にイングランド代表とアメリカ代表がグループリーグ第2戦で対戦し、0-0の引き分け。大混戦グループとなって最終戦に決着を持ち越した。
試合はイングランドのビルドアップにアメリカが2トップで制限をかけていく時間が長く始まった。それでもイングランドは前半10分に右サイドを攻略し、FWブカヨ・サカのラストパスにFWハリー・ケインが中央で合わせるビッグチャンスを得たが、アメリカの守備陣が身体を投げ出してシュートをブロックした。
次第にイングランドの前進を許さなくなってペースを掴んだアメリカは前半26分、右サイドからのクロスをゴール前でフリーのMFウェストン・マッケニーが合わせるも、クロスバーの上に外してしまった。さらに前半33分には、ペナルティーエリア内の左45度付近からFWクリスチャン・プリシッチが左足シュートを狙ったが、クロスバー直撃で先制点とはならなかった。
イングランドは前半終了間際に2列目から飛び出したMFメイソン・マウントが際どいシュートを放つも、GKマット・ターナーがファインセーブして0-0のまま前半を終えた。
後半に入るとアメリカが効率良くゲームを運んで支配する時間が増えたが、イングランドは局面を個の能力で上回って均衡を維持した。イングランドのガレス・サウスゲート監督は後半24分にFWジャック・グリーリッシュとMFジョーダン・ヘンダーソンを投入。さらに残り15分を切ってFWマーカス・ラッシュフォードを送り込み、戦況の打開を図った。
両チームともこの状況を打開できずに試合はこのまま0-0の引き分け。イングランド、イラン、アメリカ、ウェールズの勝ち点が順に4、3、2、1となり、B組は全チームに突破と敗退の可能性がある大混戦グループと化して最終戦にすべてを持ち越すことになった。
また、この試合は日本の山下良美審判員が今大会で2回目となる第四審判を務めた。山下審判員は、11月27日のベルギー代表とモロッコ代表の試合でも第四審判を務める予定だと国際サッカー連盟(FIFA)から発表されている。
(FOOTBALL ZONE編集部)