AFC U-16選手権で北朝鮮が故意に失点!? 敵将困惑の“疑惑場面”にスペイン紙も「衝撃的」と言及
敵将は困惑「指揮して初めてGKが決めた」
このゴールに相手GKウマルザコフは驚きの表情を浮かべつつ両手を突き上げた。試合はその後もウズベキスタンが2ゴールを追加。北朝鮮は後半30分に1点を返したが、最終的に1-3で敗れた。試合後、ウズベキスタンのティムール監督は「正直に言うと、私が指揮したなかで、初めて(自チームの)GKがゴールを決める、初めてのチームとなった。北朝鮮のGKがいくつかのミスをしたと推測するが……」と困惑したという。
D組はグループリーグ最終日で行われたこともあり、仮にこれが故意の失点であるとするならば、その背景には順位によって決勝トーナメントの対戦相手を“決められる”というレギュレーションが関係していたのかもしれない。
U-17W杯出場権を懸けた準々決勝の相手は、北朝鮮がD組1位で勝ち上がると育成年代で急成長を見せるイラクとなった一方、同2位ならオマーンとの対戦となった。またイラクとの対戦となった場合、勝ち上がった後の準決勝では日本対UAE(日本の勝利)の勝者と激突する形となり、アジア王者を目指す上でタフな戦いが続くと判断し、1位通過をあえて回避した可能性も否定できない。