米メディアが日本をU-17W杯に導いた“凡ミス”を指摘 UAE守護神の「ずさんなグローブワーク」

「極限までハードワークを強いられた」と日本の苦戦ぶりをレポート

 U-16日本代表はAFC U-16選手権インド大会準々決勝のUAE戦に1-0で勝利し、来年行われるU-17ワールドカップ(W杯)出場権を獲得した。バルセロナの下部組織に所属経験のあるFW久保建英(FC東京U-18)のCKを起点に奪った虎の子の1点を最後まで守り切ったが、アメリカのメディアは決勝点のシーンで相手GKに凡ミスがあったと指摘している。米スポーツ専門テレビ局「FOXスポーツ」が、日本が2大会ぶりのU-17W杯出場権を獲得したUAE戦の模様を報じた。

 グループリーグ3試合で21得点を積み上げてきた日本だが、「この日、究極的に組織立っていたUAEの決意を相手に、極限までハードワークを強いられた」と評されている。

 そして、勝負を分けたのは前半31分だった。日本の決勝弾は、相手守護神のミスの恩恵にあずかったと指摘されている。

「こう着状態でハーフタイム前に生まれたアユム・セコのゴールが、両軍の命運を分けた。サレム・アル・ハレスがずさんなグローブワークの結果、タケフサ・クボの内巻きのコーナーキックをファンブルした。センターバックのセコがゴールに突き刺した」

 この日、7本目のCKでキッカー久保の上げたクロスが急激なカーブでゴール枠内を捉える。MF平川怜(FC東京U-18)が飛び込むと、相手GKがボールをキャッチできずに、これをDF瀬古歩夢(C大阪U-18)がプッシュして待望の先制点を奪取した。前半にシュートの雨を降らせながらもゴールを割れなかった日本に生まれた1点は、UAEにとって悔やみきれないミスとなったようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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