【W杯】次戦で先発濃厚? ドイツ戦出場16人を英記者が採点、結果を残したアタッカー陣を称賛「ヒーローになった」
【識者の目】前半苦しむも後半の戦術変更で改善、浅野や堂安に加え板倉ら守備陣にも軒並み高評価
森保一監督率いる日本代表(FIFAランキング24位)は、11月23日にカタール・ワールドカップ(W杯)グループE第1節でドイツ代表(同11位)と対戦し、2-1の逆転勝利で大金星を挙げた。かつてアジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、カタール大会でW杯を7大会連続で現地取材する英国人記者のマイケル・チャーチ氏が日本の出場した16人を採点。前線から守備陣まで高評価が続いた一方、前半で退いたMF久保建英(レアル・ソシエダ)には物足りなさを指摘した。
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日本代表・ドイツ戦の出場メンバー採点(10点満点)
<GK>
■権田修一(清水エスパルス)7点
前半はラウムへのひどいチャレンジでPKを与えたが、後半の特に70分の4連続セーブで十分な埋め合わせをした。
<DF>
■酒井宏樹(浦和レッズ)6点
ドイツにPKを与えた場面ではポジションを見失っていた。伊東純也といい連携を見せる場面もあり、森保監督の戦術変更によって脅威になった。
■吉田麻也(シャルケ)7点
ドイツ相手に堅実なパフォーマンス。森保監督が3バックに切り替えた時には安心感があった。
■板倉 滉(ボルシアMG)7点
ドバイで行われたカナダとのフレンドリーマッチに比べてセンターバックとしてのパフォーマンスが向上。3バックへの変更に難なくもうまく対応した。
■長友佑都(FC東京)6点
前半終了間際に前田大然へいいクロスを送った、シュートはわずかに外れた。後半の早い時間で三笘薫と交代した。
マイケル・チャーチ
アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。