【W杯】「日本のことが本当に好きになった」 ドイツ戦後の“美ロッカー”が現地カタールでも話題「マナーが素晴らしい」
日本の“美しいロッカールーム”に現地カタールでも感嘆の声
森保一監督率いる日本代表は11月23日、カタール・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第1戦でドイツ代表と対戦。1点ビハインドから後半に立て続けに2ゴールを挙げ、2-1で逆転勝利を飾った。国際サッカー連盟(FIFA)はツイッターで、試合後の日本のロッカールーム、メッセージとともに鶴の折り紙が残された様子がレポートされており、現地カタールでも「日本人のマナーは素晴らしい」と称賛の声が上がっている。
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前半33分、MFイルカイ・ギュンドアンのPKで先制され、0-1で後半を迎えた日本。後半、3バックへの変更とMF三笘薫(ブライトン)らの投入によってより攻撃的にシフトした日本は、同30分に左サイドの攻撃からMF堂安律(フライブルク)が押し込んで同点に追い付くと、FW浅野拓磨(ボーフム)もディフェンスラインの背後への抜け出しからゴールを奪う。終盤の逆転劇で見事に勝ち点3を奪取した。
試合後、FIFA公式ツイッターは「サムライブルー(日本代表)はカリファ国際スタジアムのロッカールームをこのような状態であとにした。ピカピカだ。ドーモアリガトウ」と、綺麗に整理整頓されたロッカールームを紹介した。さらに、その写真内に収められていた折り紙に海外ファンが注目し、「これも選手が折ったの!?」と返信。FIFA公式ツイッターは「これも残されていたよ」と、鶴の折り紙とともに「ありがとう JAPAN」とのメッセージが残された写真も公開した。
今大会では、開幕戦のカタール対エクアドル戦後、日本人サポーターがスタジアムのゴミを拾って綺麗にして帰る姿が海外メディアでも取り上げられたが、2018年のロシアW杯に続き、日本代表メンバーのロッカールームにもスポットライトが当てられた形だ。
カタール在住のインド人シノイさんは、「日本人のマナーは素晴らしい」と称賛する。
「試合(ドイツ戦)に興奮させてもらったけど、このニュースにもすごく感動した。とてもいい話だ。勝って喜んだら、普通はパーティーをして部屋は汚れるのに、日本のロッカールームはまるでこれから試合に向けた準備が始められるようになっている。別の試合でも、日本人のサポーターがスタンドを掃除しているというニュースを見たよ。インドの友人にも連絡をして、『日本人って素晴らしいな』って話をしたんだ。本当に素晴らしいことだし、これだけ世界中から多くの人が集まっているのに、こんなことをしたのは日本人だけ。でも、これがきっかけになって、いろいろなところで、こうした活動が広がっていくんじゃないかと思う。今回のW杯で、日本のことが本当に好きになったよ」
日本の選手たち、そしてサポーターのマナーは世界から注目を浴びている。