【W杯】森保ジャパン、ドイツ戦出場全16選手「パフォーマンス査定」 歴史的“大金星”の立役者に5つ星…2人の躍動アタッカーも高評価
中盤の柱として存在感を示した遠藤、久保はほろ苦いW杯デビュー戦に
<MF/FW>
■遠藤 航(シュツットガルト)=★★★★☆
脳震とうからの復帰戦で、いきなり先発フル出場。布陣の噛み合わせが悪かった前半は、なかなか効果的なボール奪取もできなかったが、運動量豊富に中盤を動いた。後半になってからも運動量は落ちず、さらに球際での強さを発揮する場面が増えたことでより存在感を示した。
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■田中 碧(デュッセルドルフ)★★☆☆☆(→後半26分OUT)
前半は運動量こそ多かったものの、神出鬼没に動くトーマス・ミュラーの対応に苦慮し、相手にチャンスを作られる。持ち前のボール捌きや展開力が発揮される場面もあまりなかった。チームが形を変えた後半は、より攻撃面で周囲と絡む場面も増えていったが、逆転への下地を作ってベンチへ下がる。
■伊東純也(スタッド・ランス)=★★★★☆
幻のアシストとなった前半8分の場面をはじめ、ドイツに押し込まれる状況のなかでも常に縦へ仕掛けていく意識を忘れずに、鋭い飛び出しを見せていた。後半にはシャドー、ウイングバックと複数のポジションでプレー。後半27分の好機を生かせず、最後の精度は課題として残った。
■鎌田大地(フランクフルト)=★★★★☆
守備が機能せずに押し込まれ続けた前半、何度かプレッシングでショートカウンターにつながるボール奪取を見せた。後半はシャドー、ボランチとポジションを変えながら、どちらかというと黒子に徹し、交代出場してきた選手たちを気持ち良くプレーできるようにサポートした。
■久保建英(レアル・ソシエダ)=★☆☆☆☆(→ハーフタイムOUT)
前半22分、高い位置で良い形でボールを奪ったものの右足でのクロスがブロックされる。ボールを持った同30分にはアントニオ・リュディガーにあっさりボールを奪われるなど、攻撃の起点を作ることができず。守備では奮闘も見せたが、W杯デビュー戦は世界トップとの差を感じさせる内容となった。
■前田大然(セルティック)=★☆☆☆☆(→後半12分OUT)
前半8分にゴールネットを揺らしたものの、身体が前に出すぎていたためオフサイドの判定に。マヌエル・ノイアーがいることを意識しすぎたのか、W杯の緊張からか、アメリカ戦で見られた怒涛のプレッシングは鳴りを潜め、2度追い、3度追いする場面もほとんど見られず。先発起用で期待されたはずのプレーを見せられなかった。