U-17W杯出場権を獲得した“00ジャパン”に残された宿題 「アジア王者としてW杯に出る」と森山監督が宣言
宮代のPK失敗のアクシデントを乗り越える
後半3分、日本はゴール正面やや左22メートルの位置で直接FKを与える。10番を背負うFWアリサレハのシュートはGK谷晃生(G大阪ユース)が読んでキャッチして事なきを得た。
森山監督は相手の攻勢の場面で、同21分に中村敬斗(三菱養和SCユース)に代えてFW山田寛人(C大阪U-18)を投入。直後のプレーで山田が最終ライン裏に抜け出して決定機を創出。同26分にも山田がペナルティエリア内で立て続けにシュートを放って流れを引き戻しにかかった。
同34分、ペナルティエリア内に入り込んだFW宮代大聖(川崎U-18)が相手DFに足をかけられてPKを獲得。追加点の絶好のチャンスだったが、宮代のシュートは相手GKに弾かれると右ポストに当たり、点差を広げることはできなかった。
同40分には棚橋に代えて俊足のDF桂陸人(広島ユース)、同44分には久保に代えてMF鈴木冬一(C大阪U-18)をピッチに送り込んで逃げ切りを図る。ホイッスルの瞬間に久保ら交代選手を含めたベンチ入り選手がピッチへと飛び出して歓喜を爆発させ、日の丸を囲んでチームスタッフを含めた全員で円陣を組んで勝利を分かち合った。