ベンゲル政権20年の「ベストな買い物トップ10」 アーセナルが安値で獲得した優れた才能

5倍以上の価格で売却した名ウインガー

 8位は現在もチームで活躍するウェールズ代表MFアーロン・ラムジー。08年にまだ17歳のラムジーはマンチェスター・ユナイテッドなどとの争奪戦になったが、ベンゲル監督の直接交渉による説得もありアーセナルが獲得に成功した。移籍金は640万ユーロ(約7億2000万円)と、現在の活躍を考えればかなりの安値で獲得することに成功している。

 7位は売却益も含めて、元オランダ代表FWマルク・オーフェルマルスが選ばれた。プティと同じく、97年夏にアヤックスから750万ユーロ(約8億5000万円)でやってきたウインガーがアーセナルで過ごしたのは3シーズンだったが、公式戦123試合32ゴールと活躍。バルセロナは2000年に、当時のクラブ史上最高額となる4000万ユーロ(約45億円)でオーフェルマルスを獲得した。3年間で5倍以上の価値に引き上げて、多額の売却益を得ることに成功した。

 6位は元イングランド代表DFソル・キャンベルが選出された。01年にアーセナルが獲得したが、ライバルチームのトットナムからのフリートランスファーだったことは、選手本人に対して大きな風当たりとなった。しかし、加入後はチームの核となって活躍し、06年に契約満了でチームを去った。その後10年に、半年間復帰している。

 

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