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ベンゲル政権20年の「ベストな買い物トップ10」 アーセナルが安値で獲得した優れた才能
逸材発掘の眼力に優れた名将が育て上げた、歴代の名選手が並ぶ
1996年10月1日の監督就任から20年間という長期政権の記念日が近づいているアーセナルのアーセン・ベンゲル監督だが、ピッチ上でのパスワークを主体としたスタイルの他に、若き才能を安値でチームに加入させ育て上げる手腕も大きな特長として認識されている。イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」は、ベンゲル政権20年間における「ベストな買い物トップ10」として特集している。
まず10位は、フランス代表の一員として地元開催の98年フランス・ワールドカップ優勝にも貢献したMFエマニュエル・プティが選ばれた。97年にモナコからアーセナルに加入したが、その際の移籍金はわずかに375万ユーロ(約4億2000万円)だった。その後は2000年の欧州選手権でもフランス代表の優勝に貢献し、バルセロナへと移籍していった。
続く9位は、2011年から12年にかけて日本の清水エスパルスでもプレーした、元スウェーデン代表FWフレドリック・リュングベリ。98年にハルムスタッドBKから当時のスウェーデン人選手としてのレコード金額で移籍したが、その額はわずかに450万ユーロ(約5億1000万円)と、その後の活躍を考えれば格安だった。2000年代後半からは、アメリカ、日本、インドのクラブを渡り歩いてプレーした。