解任危機のインテル指揮官を救うのは長友!? 伊紙「パラシオと長友は救急車」

 

ベローナ戦でリーグ6試合ぶりに復帰した長友

 

 今月9日のベローナ戦でリーグ戦6試合ぶりの出場を果たしたインテルDF長友佑都が更迭危機に立たされているワルテル・マッツァーリ監督にとっての“救急車”と評価されている。地元紙コリエレ・デロ・スポルトが「パラシオ―長友 ワルテルの苦痛に対する救急車」との見出しで特集している。

 インテルは今季4勝3敗4分けで9位と精彩を欠いている。ここで、ふくらはぎの故障とインフルエンザの影響で9月28日のカリアリ戦からリーグ戦の出場がなかった長友が復帰。特集では、「ロドリゴ(・パラシオ)の成長とユウトの復帰。監督はここから再出発する、リーグの中断後に全員いいコンディションになって戻ってくる。徐々に負傷者は減っている」と指摘している。

 さらに記事ではインテルの現状に言及。

「サイドは常にマッツァーリ監督のゲームの中心だった。核となる選手の境界線の違いはわずか。開幕当初、マッツァーリ監督は4人のサイドの選手を併用した。ダンブロージオ、ドド、ジョナタン、長友。ダンブロージオと長友は柔軟で、右も左もできるが、3人が負傷した。他の選手も疲れが出た。監督はオビとエムバイエをサイドでも緊急的に起用した。結果は悪くなかったが、より確信が持てるのは本来のポジションの選手がプレーすること。そして、長友が体温計を外した」

 そう報じて、長友のコンディションの回復がチームに好影響をもたらすと分析している。

 コロンビア代表MFフレディ・グアリンら他の故障者4人も復帰間近。長友ら主力の復帰でマッツァーリ監督はようやく反撃態勢を整えることになりそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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