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メッシは「虐待されている」 セビージャ監督が南米の代表選手が酷使される状況に警鐘
チリ代表を率いたサンパオリ監督が、過密日程の軽減を訴える
セビージャのホルヘ・サンパオリ監督は、股関節の故障で全治3週間と診断されたバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシについて、南米の代表国のエースとして過密日程を戦う過酷さから「虐待されている」と語った。スペイン地元紙「スポルト」が報じている。
日本代表MF清武弘嗣の所属するセビージャを率いるアルゼンチン人の闘将は、「メッシのような選手は虐待されていると思う。南米から戻ってきて2日以内に試合に出る。最高の選手にとってはアンフェアな状況だと思う」と語った。
今夏セビージャの監督に就任するまで、サンパオリ監督はチリ代表を率いていた。アーセナルFWアレクシス・サンチェス、バイエルンMFアルトゥーロ・ビダルらを直接指導した経験から、代表とクラブの試合間隔が短い過酷な日程に加えて、長距離移動が選手のコンディションに悪影響をもたらしていると主張した。
「このトピックは検討しなければいけない。彼らを守るために、だ」
現在はセビージャを率いるサンパオリ監督だが、開幕から積極的にターンオーバー制を導入。清武ら各国代表選手をフレッシュな状態に保とうと努力しているが、その裏にはスター選手酷使への危惧があったのかもしれない。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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