浦和が昨季王者の広島から3ゴールを奪い快勝! 年間順位でも暫定首位に浮上
後半は西川のビッグセーブも光る
後半も立ち上がりから広島が、ミキッチと関根のマッチアップを狙って攻撃を仕掛け、浦和のミハイロ・ペトロヴィッチ監督がDF遠藤航に出場の準備を命じた矢先に追加点が生まれる。同5分、再び柏木が攻撃の起点になると高木が興梠へラストパス。今度はこれがしっかりと通り、興梠が押し込んで2-0とした。興梠はこれで前節のFC東京戦に続き2試合連続ゴールとなり、J1通算得点を98に伸ばした。
浦和はさらに同15分、中盤で相手のパスをカットしたMF宇賀神友弥がそのまま背後のスペースへパスを通すと、これに反応したのは高木。GKとの1対1を冷静に決めて3-0とした。高木はこれが、今季リーグ戦初ゴールとなった。
その後は3点を追う広島が何度もビッグチャンスを作ったが、そこには古巣対決の日本代表GK西川周作が立ちはだかった。特に同19分から21分にかけてウタカとの1対1、DF塩谷司のミドルシュートを鋭い反応で弾き出したセービング、DF水本裕貴のシュートに逆を突かれながら残した足で止めた3連続セーブは圧巻だった。このまま3点のリードを守り切った浦和が3-0で勝利し、セカンドステージの勝ち点を31、年間では64に伸ばし、いずれも首位に立った。
この勝利で浦和は、この日のゲームでFC東京と対戦しているガンバ大阪が引き分け以下に終わった場合、年間3位以内が確定しチャンピオンシップへの出場が確定する。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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