清武ライバルのブラジル人MFがセビージャを半年で退団? 1月に母国帰還の可能性が浮上
欧州初参戦も不遇のガンソ 出場時間はわずか135分間
スペインの強豪セビージャで、日本代表MF清武弘嗣らとポジションを争っているブラジル人MFガンソが、冬の移籍市場で早くもチームを離れる可能性が浮上している。ブラジルのスポーツ専門テレビ局「ESPNブラジル」が報じている。
ブラジル国内のサントスとサンパウロでキャリアを積んだガンソは、今夏の移籍市場で26歳にして初めてのヨーロッパ挑戦の舞台をセビージャに求めた。しかし同期加入には清武、フランコ・バスケス、サミル・ナスリといった同ポジションの選手がずらりと並んだ。新天地で激しい競争が待ち受けていたのは自明の理だが、そのなかでガンソはリーグ6試合でスタメン出場2回、フル出場1回とハーフタイムでの交代が1回のわずか135分間のプレータイムしかつかめていない。
こうした苦境のなか、すでに冬の移籍市場で母国ブラジルの複数のクラブが半年間のレンタル移籍でガンソ獲得に動いているという。その内訳は、出戻りになるサンパウロとサントスに加え、フラメンゴ、アトレチコ・ミネイロといった国内の名門クラブが並んでいる。
サントス時代には現バルセロナのブラジル代表FWネイマールとコンビを組み、「才能はガンソが上」と言われたこともあったが、ヨーロッパでのキャリアはそのスタートから苦しんでいる。わずか半年間のプレーで、母国ブラジルに戻ることになるのだろうか。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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