【W杯】ドイツ監督、初戦で対戦の日本を警戒 「鎌田や遠藤といった素晴らしいMFが活躍している」
フリック監督は日本戦を「チャレンジ」と位置付ける
カタール・ワールドカップ(W杯)のグループリーグ初戦で11月23日に日本代表と対戦するドイツ代表のハンジ・フリック監督が前日記者会見を行い、「質を見ても、鎌田や遠藤といった素晴らしいMFがドイツでも活躍している」と日本の2人について言及した。
2014年ブラジルW杯の王者は前回のロシアW杯ではまさかのグループリーグ敗退を喫したが、この日の試合で優勝候補のアルゼンチン代表がサウジアラビア代表に1-2で敗れたことも引き合いに、「あれを見ても分かるとおりにすべてが可能だ。相手を低く見積もってはいけない」と、すでに気を引き締めている。
そのうえで、日本代表について「私は日本のサッカーのファンであるとまずは言いたい。すべての選手が戦略的でスキルがあり、訓練されている。質を見ても、鎌田や遠藤といった素晴らしいMFがドイツでも活躍している。ですから、私たちにとって明日はチャレンジ。ドイツで活躍している選手が日本にはいるからだ」とコメント。ブンデスリーガ1部で7人がプレーするなかでも、MF遠藤航(シュツットガルト)とMF鎌田大地(フランクフルト)の名前を挙げて話した。
フリック監督は「優勝が目標か」という問いに対して、「それが目標になる」と明言。そして「この数日間、いい練習をしてきた。試合前としては非常にいい状態だと思う。強いグループではあるが、私たちはこのゲームに対していい見通しを持っているし、大会全体に対してもそう言える。練習してきたことを上手く出せればいい。いい出だしで始めていきたい」と話した。
選手起用についてフリック監督は、4回目のW杯メンバー選出となり、14年の優勝を知るMFトーマス・ミュラー(バイエルン・ミュンヘン)について問われると「彼はオプションの1人になる。今日の練習で彼はいい状態だった。私は彼の調子はいいと思う。そのため、オプションがあるということ」と話した。
日本にとって強大な壁として立ちはだかることが予想されるW杯4回優勝の超強豪だが、全くの気の緩みはなさそうだ。初戦に全力を傾けて襲い掛かってくることが予想される。
(FOOTBALL ZONE編集部)