【W杯】中東の暑さはどこへ? スタジアムの寒さを感じるほどの冷房の効きに驚き
【カメラマンの目】ゴール裏に冷気を発する大口が設置され、機械的に冷却
「さ、寒い」
大会2日目。グループリーグA第1節セネガル対オランダ戦。アル・トゥママ・スタジアムのピッチレベルでまず感じた感想だ。中東の一般的なイメージは砂漠と灼熱とも言える過酷な気候。しかし、スタジアム内はここが中東であることを忘れさせるくらい快適を通り越して、寒さを感じるほど冷房が効いている。
その理由はゴール裏に冷気を発している大口があるからだ。たしかに市中でも朝方などは強い日が差しているものの清々しさを感じるし、夜になれば過ごしやすくなる時間帯もある。
しかし、スタジアムはそんな自然における情緒的な清々しさを吹き飛ばす、強力な冷気によってスタジアム全体が機械的に冷やされている。長袖は必須。中東で風邪を引かないように気を付けなければと思うとは、あまり想定していなかった。
(FOOTBALL ZONE特派・徳原隆元 / Takamoto Tokuhara)
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FOOTBALL ZONE特派・徳原隆元 / Takamoto Tokuhara
とくはら・たかもと/1970年東京生まれ。22歳の時からブラジルサッカーを取材。現在も日本国内、海外で“サッカーのある場面”を撮影している。好きな選手はミッシェル・プラティニとパウロ・ロベルト・ファルカン。1980年代の単純にサッカーの上手い選手が当たり前のようにピッチで輝けた時代のサッカーが今も好き。日本スポーツプレス協会、国際スポーツプレス協会会員。