帝京破って選手権へ 國學院久我山の主将が自信「全国でも戦えるという証明になった」
第101回全国高校サッカー選手権の組み合わせ抽選会が21日に実施される
第101回全国高校サッカー選手権は11月21日に組み合わせ抽選会が行われ、國學院久我山(東京A)と成立学園(東京B)がオンライン取材対応を実施。インターハイ準優勝の帝京を予選で破った國學院久我山の主将の塩貝健人は「自分たちが全国でも戦えるという証明になった」と自信を見せた。
夏のインターハイでは、この選手権にも出場する前橋育英(群馬)が優勝。そして、準優勝が帝京だった。國學院久我山は選手権の東京都Aブロック予選の準決勝で帝京と対戦して3-2の勝利。そのゲームで2得点の塩貝は「帝京にはインターハイ予選で負けて、絶対に勝ちたかった。全国準優勝の相手に勝てたのは、自分たちが全国でも戦えるという証明になったと思う」と話した。
塩貝は「久我山はテクニックを推しているけれども、今年は球際が強いのでいつもと違うものを見せられると思う。チームとしては優勝を目標に。個人としては得点王を取りたい」と力を込めた。李済華監督は今年のチームを「バランスが良いチームだと思う。スピード感と強度がある」と評した。
國學院久我山は2回戦から登場し、近大和歌山(和歌山)と初戦で激突する。
また、成立学園は12月28日の開会式の後に、国立競技場で行われる開幕戦に登場して津工(三重)と対戦する。このクジを引き当てた主将の八木玲は「開幕戦で国立でできるのはすごく楽しみ」としたうえで「17年ぶりの出場で注目されるなか、良いサッカーを見せられたら知名度も上がると思うので、そういうのも自分たちの役割だと思う。多くの人に見てもらえるのは楽しみ」と初戦を見据えた。
チームの持ち味を八木はパスワークと話し「相手のプレスにビビらずパスをつなぐサッカーで自分たちのリズムに持ち込むことができたので、選手権の予選で優勝できたと思う。どのチームを相手にも自分たちのパスサッカーは通用すると思う」とコメント。山本健司監督は「強みはチームワーク。選手みんなで話しをして解決できること」と話している。
東京勢の優勝は第70回大会で帝京が四日市中央工(三重)と両校優勝をしてから達成されていない。前回大会は関東第一が準決勝まで進出したものの無念の棄権で涙をのんだが、今回はどこまで勝ち上がるか注目される。
(FOOTBALL ZONE編集部)