【W杯】遠藤航、脳震とうから復帰 ドイツ戦に向けて“万全”アピール「出るのであれば90分やるつもり」
ドイツ戦は「アグレッシブに入ることが重要」
日本代表のMF遠藤航(シュツットガルト)が、11月21日にオンライン取材に応じ、初のワールドカップ(W杯)出場への思いを語った。前回のロシア大会でもメンバー入りを果たしていた遠藤だが、ピッチに立つ機会はなく、ベスト16で敗退したチームをベンチから見ていた。
あれから4年が経ち、日本代表でも中軸を担う存在となった遠藤だが、大会目前の11月8日のリーグ戦で相手選手とぶつかり、脳震とうを起こし、数日間の安静を強いられた。森保ジャパンに合流してからも、脳震とうからの回復を目指して個別調整を続けていた。
すでに全体練習に復帰している遠藤だが、自身の状態については「全体練習に入っているし、動いていて特に何かがあるわけでもない」と言い、復帰へのプロトコルも終了してチームに合流しているとした。
プレーに怖さについては「もう1回当たったらどうしようという不安はありますが、それを気にしていたらサッカーできない。練習、試合になったらあまり気にせずプレーできると思う」と言い、90分の出場についても「出てみないと分からないが、出るのであれば90分やるつもりでいます」と、2日後の初戦のドイツ戦に向けては万全であると語った。
前日にはW杯が開幕。2019年の決勝で日本を破り、アジア杯で優勝したカタールが0-2でエクアドル代表に敗れた。試合について「全部は見られていないが、エクアドルのほうが入りはよかったと思う。カタールは開催国のプレッシャーもあったのかなと思って見ていた。自分たちは開催国ではないぶん、プレッシャーもそこまで大きくないかなと思う。でもどれだけ勢いを持って入れるかは大事だなと、特にエクアドルを見て思った。ドイツを相手にもアグレッシブに入ることが重要なのかなと感じました」と、開幕戦を見た印象を語った。
そして、「個人的には楽しみな気持ちしかない。落ち着いているし、少し練習に入れない時期もありましたが、あとは残りの期間で良い準備をやっていくだけだと思っています」と言い、「皆さんに(中心選手として)期待されているのも、4年前と違うと実感しているので、楽しみな気持ちしかない。やり続けてきたこと、皆さんに見せてきたことをW杯の舞台でも出せるかは楽しみです」と、初のW杯でのプレーへ強い思いを語った。