王者・青森山田は初戦で広島皆実と激突、インハイ優勝・前橋育英は1回戦から登場 高校選手権組み合わせ抽選会
第101回全国高校サッカー選手権の組み合わせ抽選会が21日に実施
第101回全国高校サッカー選手権は、11月21日に組み合わせ抽選会を実施。前回優勝の青森山田は伝統校の広島皆実と初戦で激突することが決まった。
今大会は新型コロナウイルスの影響により各校がリモートでの参加となり、抽選会場に一堂に会する形式ではなく抽選封筒を各校が指定する様子を公開する形になった。各校の初戦は東西地区が振り分けられての対戦となり、切れ目にあたる東海地区の学校同士は初戦で対戦しない形式に。また、前年度優勝の青森県、準優勝の熊本県、ベスト4の東京Aと山口県の各代表が2回戦から登場するシードの位置に振り分けられた。
ディフェンディングチャンピオンの青森山田(青森)は、長年チームを率いた黒田剛監督が来季からJ2・FC町田ゼルビアの監督に就任することが決定。正木昌宣コーチが監督として指揮を執り、黒田監督は総監督としてサポートに入るとされるなか、初戦では17回目の出場となる名門の広島皆実(広島)と対戦する。
前回準優勝の大津(熊本)は、静岡県勢として3大会ぶりの優勝を目指す浜松開誠館との対戦が決まった。前回のベスト4で奇抜なセットプレーが話題になった高川学園(山口)は、優勝経験校の富山第一(富山)との対戦が決まった。
また、夏のインターハイを制した優勝経験校の前橋育英(群馬)は1回戦から登場し、日章学園(宮崎)と対戦。そして、12月28日の開幕席の後に国立競技場で行われる開幕戦は、1回戦で成立学園(東京B)が津工(三重)と対戦する。選手宣誓は18代目応援マネージャーの現役高校生で女優、モデルの凛美さんの抽選により、東山(京都)が行うことに決まった。
今大会から全試合に必ず少なくとも中1日の休養日が設定され、開幕戦以外は12月29日に1回戦、31日に2回戦が行われることに。そのため、今のメンバーで年を越せるのは16校のみとなる。東京、埼玉、千葉、神奈川の4都県で準々決勝までが行われ、準決勝と決勝は国立競技場で来年1月7日と9日に開催。年末年始の風物詩となった今大会も熱戦が繰り広げられる。
(FOOTBALL ZONE編集部)