「日本を無視してはいけない」 W杯で強豪と対戦、グループリーグ突破の可能性を海外メディア考察
コスタリカは“サプライズ”を起こす可能性のあるチームと紹介
カタール・ワールドカップ(W杯)の開幕が現地時間11月20日と迫っている。日本代表(FIFAランキング24位)はグループのEで強豪のドイツ代表(同11位)とスペイン代表(同7位)、そしてコスタリカ代表(同31位)と対戦。海外メディアは「グループEを突破するのはどのチーム?」と問いかけ、それぞれの立場を考察している。
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過去最高成績のベスト16超えを目指すサムライブルーは、今回のカタール大会で厳しい状況に置かれている。インド誌「Sportstar」ではグループEの予選通過の予想を実施し、下馬評どおりスペインとドイツが勝ち抜くと予想を立てている。
ドイツには「ドイツはワールドカップで最も成功したチームの1つで、4つのタイトルを獲得している」と紹介。「2018年のロシア大会ではグループリーグ突破を果たせなかったドイツだが、ハンジ・フリックの下でチームは今大会のW杯予選で36得点、失点はわずか4点と進歩を見せている」と評価した。
スペインについては「2008年から12年まで『黄金世代』を迎え、2010年W杯を制覇した」と過去の経歴を伝え、「今大会のW杯予選では15得点を挙げ、5失点。ロシア大会では、ラウンド・オブ16でロシアにPK戦で敗れた。ルイス・エンリケ監督率いるチームは、この記録を更新したいところだろう。優勝候補の筆頭ではないものの、大舞台で輝ける実力を持った若手選手が揃っている」と若さ光るチームに注目した。
一方で、「日本代表を無視してはいけない」と日本にも脚光を当てている。記事では「欧州サッカーのトップリーグでプレーする選手が複数いる」と特徴を紹介。さらに4年前のW杯を振り返り「ロシア大会では、ラウンド・オブ16で2-0のリードを奪った後、ベルギーに対して世界最大の番狂わせの1つを成し遂げるところだった。しかし、ベルギーの終盤の逆転劇に阻まれ、日本の心は折れた」とベルギー戦を取り上げ「日本はこれまで一度もラウンド・オブ16より上位に進出したことがないため、グループリーグ突破は厳しいと思われるが、完全に否定するのは間違いだろう」と侮れないチームだとした。
もう1チームのコスタリカは「逆転に成功しても驚かない」と紹介。「2014年のブラジル大会ではグループステージでイタリアとウルグアイを破り、決勝トーナメントへと進んだ」と過去の功績を回顧し「強いチームを倒すことはコスタリカの得意とするところ」と“サプライズ”になり得る国だと伝えていた。