今季16位でプレーオフに回るも残留を掴み取る

　J1京都サンガF.C.は11月19日、来シーズンも曺貴裁監督が引き続き指揮を執ることが発表された。同氏は「京都の街の魅力にサッカーが本当に浸透するように、これからも努力を続けたいと思います。来シーズンもともに戦ってください」とコメントしている。

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　曺監督は2012年から19年途中まで湘南ベルマーレを指揮。当時コーチングスタッフや選手へのパワーハラスメントの調査が入り、19年10月に処分、その後解任となった。翌20年末に京都の監督に就任し、就任1年目でJ1昇格を果たしていた。

　京都でのJ1へ挑戦となった今季は8勝12分14敗の勝ち点「36」で、最終節までもつれた残留争いに巻き込まれ16位フィニッシュした。その後プレーオフ戦に参戦し、J2で4位ロアッソ熊本と対戦。1-1のドロー決着となり、決定戦は引き分けの場合、J1チームが残留となるレギュレーションのため、京都は最後の最後で来季の切符を掴んだ。

　そんななか19日、クラブは曺監督の2023シーズンの続投を発表。J1の舞台で再起を図ることになった。同氏のコメント全文は以下のとおり。

「2023シーズンも監督として京都サンガF.C.の指揮をとることが決まりとても喜ばしい気持ちです。昨シーズンはJ1の厳しい試合やプレーの老獪さに戸惑いながらも選手たちは大きく成長してくれました。最後のプレーオフの戦いを乗り越えたことを良い意味で自信とし、来シーズンはさらに飛躍できるよう選手・スタッフ・クラブと一丸となってあの素晴らしいサンガスタジアム by KYOCERAを感動空間にしていきたいと思います。京都の街の魅力にサッカーが本当に浸透するように、これからも努力を続けたいと思います。来シーズンもともに戦ってください」