「日本を甘く見るな!」 ドイツ代表DFがW杯へ警戒、屈辱の敗戦回顧で決意表明
リュディガーが自国誌のインタビューでW杯への思いを語る
森保一監督率いる日本代表(FIFAランク24位)は、11月23日にカタール・ワールドカップ(W杯)初戦でドイツ代表(同11位)とのビッグマッチを迎える。日本は同17日にアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで行われた最後の調整試合で、カナダ代表(同43位)との対戦で1-2と敗北を喫したが、ドイツ代表DFが「同グループの相手を警戒」していると自国のインタビューの内容を衛星放送「スカイ・スポーツ」ドイツ版が報じた。
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日本は現地カタールのドーハでトレーニングを積み、17日に一度ドバイまで移動しカナダとW杯前最後のテストマッチを行った。MF相馬勇紀(名古屋グランパス)の技ありゴールで先制したものの、セットプレー、ペナルティーキック(PK)の失点で1-2の逆転負けとなっている。
そんななか、日本と対戦するドイツ代表DFのアントニオ・リュディガー(レアル・マドリード)は、ドイツ誌「Sport Bild」のインタビューで「日本とコスタリカを甘く見るな!」と発言。ドイツには「素晴らしい選手がいる。それは本当だが、今それを示さなければならない」とW杯への決意を新たにしている。そしてその背景には、過去の屈辱が関係しているようだ。
リュディガーは、4年前のロシア大会のグループリーグ第3戦で、ドイツが韓国代表に敗れ(0-2)決勝トーナメント行きを逃した試合を引き合いに出し「ドイツのようなサッカー国が、二度とこのような不名誉を味わってはならない」と気持ちを引き締めている。また、スペインのレアルでプレーしているドイツ代表DFは、2年前のUEFAネーションズリーグのスペイン戦(6-0)で大敗した過去も振り返り「絶対に挽回しなければならない」とライバル国に対しても闘志を燃やしている。
開幕間近となったカタールW杯で、グループ敗退となった前回大会の汚名返上を狙うドイツ。優勝経験国に対し、日本はどこまで食い下がれるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)