【W杯入門|珠玉タレント(2)】大会ヤングスター5選 イニエスタ彷彿のスペイン至宝、ドイツ代表初招集の“ワンダーボーイ”ら厳選
【コラム】ヤングスターを5人ピックアップし紹介
4年に一度行われるサッカーの祭典「ワールドカップ(W杯)」は、中東のカタールを舞台に約1か月間にわたって開催。出場32か国による熱戦の数々に期待が高まるなか、世界中が注目するW杯の知識を蓄えるべく「入門コラム」をお届け。今回は今大会で注目したいヤングスターを5人ピックアップする。
■ジュード・ベリンガム(MF/イングランド代表/ドルトムント/19歳)
16歳の時にバーミンガムでプロデビューを飾り、17歳でドルトムントに引き抜かれた逸材中の逸材。19歳ですでにクラブでは不動のレギュラーを務め、代表にも定着した。イングランドで「ボックス・トゥ・ボックス」と呼ばれる攻守両面への貢献度が高いMFで、リバプールなどビッグクラブからの関心も絶えない。
■ペドリ(MF/スペイン/バルセロナ代表/19歳)
スペインとバルセロナが誇る至宝。2020年から21年にかけてはクラブと代表の両方でフル稼働し、シーズン74試合に出場したことで大きな話題となった。アンドレス・イニエスタ(現・ヴィッセル神戸)を彷彿とさせるテクニシャンで、本人もリスペクトを認めている。昨年の欧州選手権ではスペイン代表の大会最年少出場記録を更新した。
■ガブリエウ・マルティネッリ(FW/ブラジル代表/アーセナル/21歳)
日本代表DF冨安健洋のチームメイト。昨季まではやや荒削りな印象があったが、そこから急成長を遂げてアーセナルに欠かせない選手となった。スピードを生かしたドリブルでチャンスを作り、そこからの決定力にも磨きがかかった。ブラジル代表では同じポジションにライバルは多いが、クラブでの勢いを代表チームに持ち込めるか。
■エドゥアルド・カマヴィンガ(MF/フランス/レアル・マドリード/20歳)
若さに似合わない冷静さを備えた左利きのセンターハーフ。2021年夏、ビッグクラブによる争奪戦が繰り広げられたなかでレアルに加入し、メキメキと頭角を表した。MFポール・ポグバが負傷のために欠場する中盤でチャンスを得られるのか注目だ。
■ユスファ・ムココ(FW/ドイツ/ドルトムント/17歳)
A代表初招集でW杯行きが決まったワンダーボーイ。スピードとテクニックを備えた左利きのストライカーは13歳の時にドルトムントのU-17チームに加わり、世界に衝撃を与えた。16歳でトップチームデビューを飾るなど、その後も順調にステップアップを遂げ、今季はブンデスリーガで14試合6得点4アシストと結果を残している。
(FOOTBALL ZONE編集部)