チェルシーがロイス獲得に向けた争奪戦に“切り札”準備

シュールレとのトレードはあるか!?

 チェルシーは、今冬の移籍市場でドルトムントのドイツ代表MFマルコ・ロイス獲得に乗り出すという。他クラブとの激しい争奪戦が予想される中、「ある切り札」を準備していることで、競争を勝ち抜く自信を抱いているとされる。地元紙「エクスプレス」が報じた。
 ドルトムントのエースは、この何年間でチェルシーを筆頭に、マンチェスター・ユナイテッド、リバプール、アーセナルなどのプレミア勢から強い関心を抱かれてきた。ドルトムントとの契約条項には、2000万ポンド(約34億4000万円)のオファーが来た場合、移籍を容認される見通しだ。
 ブンデス王者バイエルン・ミュンヘンも恒例の「ドルト狩り」に再び着手し、このドイツ代表への獲得に乗り出すと報じられている。ロイス争奪戦は、激戦必至とされているが、チェルシーは他のクラブにない手札を用意することで、獲得に自信を示しているというのだ。
 ドルトムントは現在リーグ15位に低迷する絶望的な窮地を迎える中、チームのエース移籍が確実視されている。そのような危機的な状況を脱するため、既にチェルシーのドイツ代表アンドレ・シュールレをリストアップしたことが伝えられてきた。クラブは、基本的にはドイツ人プレーヤーでチームを形成する方針を固め、ロイス放出の穴を埋めるためにも、ブルーズのウインガーが適任と考えているようだ。
 ジョゼ・モウリーニョ監督は、シュールレをトレード要員として活用することで、ロイス獲得に向けて大きなアドバンテージを得ることができると確信しているというのだ。シュールレは2018年まで契約を結んでいるが、スペシャルワンの元では先発の座を失っている。
 同じ国籍であり、年齢も1歳差、ポジションも同じと、互いに境遇の似た2人ではあるが、今冬で両者のユニホームが入れ替わることはあるのだろうか。2人のドイツ人ウインガーの動向から目が離せなくなってきた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング