森保ジャパン、カナダ戦出場全17選手「パフォーマンス査定」 W杯へアピール失敗“最低評価”の2人は?

ボランチ起用の柴崎が存在感、南野はトップ下でまたも期待外れに

<MF/FW>
■相馬勇紀(名古屋グランパス)=★★★★★
「2列目ならどこでもできる」と公言してきたが、右サイドハーフで先発すると前半8分に最終ラインの裏へ飛び出して1タッチゴールを決める。後半には、クラブでも務めている左サイドに回ってさらに躍動。運動量も豊富で、守備でも戦えることを示し、三笘が不在のなかで本大会につながるであろう大きなアピールができた。

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■南野拓実(ASモナコ)=★☆☆☆☆(←後半40分OUT)
 W杯でも重要になるであろうアグレッシブなプレッシングは見せた。しかし、攻撃面に関してはトップ下としてほとんど良いところがなし。9月のエクアドル戦(0-0)に続くトップ下起用で大きな期待を集めていただけに、寂しい結果となってしまった。

■柴崎 岳(レガネス)=★★★★☆
 処理の難しいボールを巧みにコントロールして、浮き球で相手の最終ラインの裏を取って先制ゴールをアシスト。前半13分には左サイドの久保へスルーパスを狙い、後半44分にも山根の動きを見逃さずに決定機を演出。守備面では不安もあるが、90分を通して相手の急所を狙い続けることができることは証明した。

■田中 碧(デュッセルドルフ/ドイツ)=★★☆☆☆(→後半22分OUT)
 前半34分に自陣で不用意なボールロストをするなど、怪我明け後の試合勘不足は否めなかった。それでも時間が経つにつれて、徐々にらしいボール捌きを見せて、今後の回復に期待を抱かせた。

■鎌田大地(フランクフルト)=★★★★☆(←後半22分IN)
 ボランチの選手に負傷者が数多く出たことにより、フランクフルトでもプレーするボランチでテストされた。前線に入れるロングボールがことごとく跳ね返された展開で、経由地となって前にボールを運んでいく流れを作った。自陣でデュエルの強さ、ボールを収める力を見せつつも、低い位置からもサボらずゴール前に侵入するなど、遠藤、守田が間に合わない際のボランチ起用として十分務まる可能性を感じさせた。

■久保建英(レアル・ソシエダ)=★★★☆☆(→ハーフタイムOUT)
 9月のアメリカ戦(2-0)に続いて、左サイドで先発出場。なかなかボールに絡めなかったが、一度ボールを持てば随所に高い技術を見せた。大柄な相手に守備でも食らい付き、流れを変えようと逆サイドまで顔を出すなど積極性は感じられた。

■堂安 律(フライブルク)=★★☆☆☆(←ハーフタイムIN)
 ボールを奪いに行く時など身体の動き自体はキレているように見えたが、肝心の攻撃面でなかなか良い形でボールを受けられなかった。直接FKの場面でも壁にボールを当ててしまい、チャンスを生かせず。終盤はシャドーに入り、ボールを受ける回数も増えたが周囲に「先発で起用してほしい」と思わせるパフォーマンスは見せられなかった。

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