久保建英は「新たな次元に突入」 スペイン紙が“W杯デビュー”に期待「良い印象を残した」

久保建英のプレーにスペイン紙が注目【写真:ロイター】
久保建英のプレーにスペイン紙が注目【写真:ロイター】

レアル・ソシエダ所属選手としてのW杯出場にも注目

 日本代表は11月17日に行われた親善試合のカナダ戦に1-2で敗れた。この試合に先発して前半45分をプレーしたMF久保建英(レアル・ソシエダ)について、スペイン紙は「良い印象を残した」と評価し、カタール・ワールドカップ(W杯)出場への期待感を示している。

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 久保はカナダ戦で左サイドハーフとして先発出場し、前半45分間をプレーした。日本は
前半9分、MF柴崎岳からの浮き球パスに反応したMF相馬勇紀が右足で合わせ、先制ゴールを奪ったが、セットプレーから追い付かれて1-1で後半へ。決定機もあったものの決めきれず、試合終了間際にペナルティーキック(PK)から失点して1-2で敗れた。

 スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は、「久保のウォームアップ:クオリティーのある45分間」と久保の出場を取り上げ、そのパフォーマンスを評価。そのうえで「久保はプロサッカー選手として新たな次元に突入している」と、久保がソシエダ所属選手としてのW杯出場が迫っていることに触れつつ、次のように評している。

「久保はフィジカル的にもフルパワーだった。日本代表活動に集中する前、セビージャ戦でもプレーしていた。W杯を前に、ウォームアップの時間となっている。カナダ戦は1-2で敗れたなか、久保は前半の45分間をプレーして退いた。

 久保はこの試合で良い印象を残した。とてもアクティブで、集中しており、ソシエダのファンにとっては今季の見慣れた姿だった。クラブとは違うポジションでプレーしていたことが特徴的だ。森保一監督は2列目に並べた3人の左で起用し、普段の右サイドではない場所となっている。しかし、久保は違和感なくプレーしていた。まさに彼のスタイルだ」

 チームは敗戦となったものの、ドリブルから強烈なシュートを放つなどキレのある動きを見せた久保。日頃の戦いの場であるスペインでも、“W杯デビュー”に期待が高まっているようだ。

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