森保ジャパンは「監督の腕の見せどころ」 闘莉王氏が南アW杯と比較「戦える集団にできるか」
「岡田さんなりの形でみんなを戦える集団にしてくれた」と2010年大会を振り返る
日本代表は11月17日、UAEのドバイでカナダ代表との親善試合に臨み、1-2で敗れた。元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は自身のYouTubeチャンネルで2010年の南アフリカ・ワールドカップ(W杯)を回顧し、当時の岡田武史監督の手腕について語っている。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
日本は前半9分にMF柴崎岳(レガネス)の浮き球のスルーパスに相馬が抜け出し、ワンタッチでゴール。しかし、カナダに右コーナーキック(CK)から押し込まれて同点に追い付かれ、試合終盤にはペナルティーキック(PK)から2点目を決められて1-2の敗戦となっている。
闘莉王氏のライブ配信のコメント欄では辛辣な声が目立つなか、「僕らもすごく期待されてW杯行ったわけじゃないし、むしろがっかり組からよくやった組に変わった。W杯本番はまた違うと思う」と語った闘莉王氏。自身の活躍もあってベスト16進出を果たした南アフリカW杯を振り返り、現代表への期待も明かした。
「岡田さんがあの時、台無しにしなかった。(親善試合の)イングランド戦の負け、コートジボワール戦でボコボコにされたこと、なかなか点が取れないことをきちんと把握して、岡田さんなりの形でみんなを戦える集団にしてくれたんですよね。今回はどうなのか。戦える集団にできるかっていう、森保(一)監督の腕の見せどころなんですよね」
そして、この段階での敗戦には「あくまで本戦の準備だってことを我々は忘れちゃいけない。開幕戦のドイツ戦に向けたプランニングどおりにやっていると思う。ドイツ戦の勝利に変わっていくなら一番いい」と悲観的になり過ぎないように呼びかけている。
南アフリカW杯では、開幕直前の戦術変更と元日本代表MF本田圭佑の1トップ起用などが機能し、2勝1敗でグループを突破した日本。今大会も準備段階の戦績は振るわないが、本大会で前評判を覆すことはできるだろうか。