日本から同点ゴールのカナダ、スタンドは大盛り上がり 中立地ドバイのスタジアムはアウェーの雰囲気に
相馬のゴールで日本先制も、セットプレーから同点被弾
日本代表は11月17日、カナダ代表と国際親善試合を行った。右サイドハーフで先発したMF相馬勇紀(名古屋グランパス)のゴールで幸先良く先制した日本だったが、前半21分にCKから失点を喫して同点に追いつかれた。このゴールが決まると、中立地であるドバイのアルマクトゥーム・スタジアムは、カナダのファンの声援で沸き、さながらカナダのホームのような雰囲気になった。
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前半9分にMF柴崎岳(レガネス)のアシストを受けた相馬のゴールで先制した日本だったが、カナダの右CKからのボールがゴール前に流れると、DFスティーブン・ヴィトーリアに決められて試合を振り出しに戻された。このゴールが決まると、メインスタンドとバックスタンドのカナダサポーターが大いに沸き上がった。
今回、対戦しているカナダは、1986年のメキシコW杯以来9大会ぶり2度目のW杯出場を決めており、本大会ではグループFでベルギー代表、クロアチア代表、モロッコ代表と対戦する。4年後の2026年W杯は、アメリカ、メキシコとともに共同開催するため、代表チームの強化にも余念がない。
この試合では日本と同じように、これまで主力ではなかった選手も多く出ており、本大会出場を目指すアピール合戦に。W杯本番さながらの戦いが見られている。本大会ではドイツ、スペインと対戦する日本は、アウェーの雰囲気のようになる可能性もあり、カナダの高さある攻撃はドイツ対策にも有効だろう。
相手に追い付かれてサポーターも盛り上がる難しい展開となっているが、森保ジャパンはここから反撃に転じることができるだろうか。