かつて“和製ロナウド”と呼ばれた男 25mのスーパーミドル弾で復活への狼煙

森本が千葉戦で豪快な先制弾

 川崎フロンターレは22日、天皇杯3回戦でジェフユナイテッド千葉と対戦し、延長戦の末に4-1で勝利。この試合で先発出場したFW森本貴幸は貴重な先制点を決め、復活へ狼煙を上げた。

 森本は前半20分、約25mの距離から豪快なミドルシュートをネットに突き刺し、3月5日に行われた湘南ベルマーレ戦以来のゴールを叩き込んだ。

 2004年当時、東京ヴェルディでJリーグデビューを果たした森本は15歳11ケ月28日という最年少得点記録を樹立した。奇しくも、その時にゴールを挙げた相手も、この日得点を決め、昨季まで所属していた古巣の千葉(当時はジェフユナイテッド市原)だった。

 17歳の若さでセリエAのカターニャに加入し、それから7年間、海外でプレーを続けたが、その後はJ2の千葉へと移籍。今季からは約10年ぶりにJ1の舞台で戦うこととなった。

 現在、J1で優勝争いを演じる川崎の前線にはFW大久保嘉人やFW小林悠ら日本屈指のアタッカー陣が揃っていることもあり、出番を掴み取るのは至難の業だが、度重なる負傷からピッチに帰ってきた”和製ロナウド”と呼ばれた男は、復活に向けて自らのゴールで着実な一歩を踏み出している。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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