ロドリゲス監督、浦和でのラストマッチ 2年間の成果とクラブへの思い「少なくとも何かチームに対して貢献したこともあると思う」

浦和でのラストマッチを迎えたリカルド・ロドリゲス監督【写真:Getty Images】
浦和でのラストマッチを迎えたリカルド・ロドリゲス監督【写真:Getty Images】

フランクフルトと対戦して4-2で勝利、試合後には選手たちとスタジアムを1周

 J1浦和レッズは、11月16日の国際試合「ブンデスリーガジャパンツアー2022 さいたまシティカップ」でドイツ1部ブンデスリーガのフランクフルトと対戦して4-2で勝利。浦和のリカルド・ロドリゲス監督は、試合後に「この2年間、少なくとも何かチームに対して貢献したこともあると思う」と話した。

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 ロドリゲス監督は2017年に来日して当時J2の徳島ヴォルティスの監督に就任。4年間指揮してチームをJ1に導き、2021年に浦和の監督へと就任した。2シーズンを率いて昨季は天皇杯で優勝、今季はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で決勝進出の結果を残したが、リーグ戦では中位に留まり今季限りでの退任が決まっていた。

 浦和でのラストゲームで躍動感のあるプレーを見せて勝利した試合後には、選手たちとともにスタジアムを1周した。11月5日のJ1リーグ最終節アビスパ福岡戦後のセレモニーでも同様の挨拶をしていたことや、このゲームは浦和が古巣の元日本代表主将MF長谷部誠の凱旋試合だったこともあって「どちらかと言えば福岡戦の後にみなさんからかけてもらった言葉が嬉しかった。そして今回は長谷部選手に対する声が多かったと思うし、そういう試合だったと思う」と話した。

 それでもロドリゲス監督は「今回ももちろん嬉しいところもあったし、そして前回も話したとおり、福岡戦の後に浦和の愛情というのをすごく感じた。そしてこの2年間、少なくとも何かチームに対して貢献したこともあると思う。それに対しての愛情だと思っているし、タイトルや、若手選手と一緒に戦っていきながら成長していったものを残せたと思う」と浦和での2シーズンについて振り返っている。

 浦和は来季、すでにポーランド人のマシエイ・スコルツァ氏が監督に就任することが決定。ロドリゲス監督自身は来季について「代理人と話して決めていきたい」と今月初旬に話している。日本の各クラブにとって魅力的な存在であるのは間違いなく、来季に再び日本で指揮を執る姿を見られるのかの動向も注目される。

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