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フランクフルト長谷部、“凱旋試合”で感じた古巣・浦和の若手選手の印象 「日本人としての特徴、強みを持っている」
後半30分から出場、浦和が4-2で勝利
ドイツ1部フランクフルトに所属する元日本代表主将のMF長谷部誠は、11月16日の国際試合「ブンデスリーガジャパンツアー2022 さいたまシティカップ」で古巣の浦和レッズと対戦。試合後の記者会見で「監督とも試合後に『あの選手良かったね』というのは話したけど、ここでは秘密にしておきます」と話した。
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長谷部は藤枝東高から2002年に高卒ルーキーとして浦和に加入。06年のリーグ優勝や翌年のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)優勝に大きく貢献し、08年1月にドイツのヴォルフスブルクへ移籍。その後、ニュルンベルクを経て14年からフランクフルトでプレーしている。
長谷部は現地時間10月12日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のトッテナム戦で左膝の内側側副靱帯を損傷したことが発表されていて、試合前日会見でも出場は明言したものの、「何分出られるかは分からない」としていた。この試合では後半30分からの出場になった。
直後には敵陣でのパスカットから味方の決定機を導くも、ゴールとはならず。後半アディショナルタイムには右足ボレーでゴールを狙ったが、浦和GK西川周作の正面に飛んだ。試合は浦和が4-2で勝利している。
試合後の記者会見で長谷部は「こうして日本に来て自分の古巣である浦和レッズと埼玉スタジアムでプレーすることができて、非常に嬉しい」とコメント。そして「ここ埼玉スタジアムで多くの浦和レッズのサポーターの前でプレーし、最後にピッチを1周したときに、レッズ時代や日本代表時代、そして今のアイントラハト(フランクフルト)のものと、本当に多くの人がユニフォームを掲げてくれて感動した。こんなに幸せなことはないなと思う。本当にここに来られて、嬉しかった」と話した。
また、オリヴァー・グラスナー監督は「彼がピッチに(交代で)入ったときに、浦和レッズのサポーターのみなさんが立って拍手をしてくれた。それは本当に素晴らしい光景だったと思う。そのことが示しているのは、彼が日本でプレーしていたときも含め、選手として、また人として、サポーターのみなさんに素晴らしい人だと認められているということだろう。それを今日見ることができて、私も感動したし、本当にうれしく思った」と話している。
そして長谷部は若手が中心にシフトしてきている古巣の浦和について「多くの選手が、日本人としての特徴、強みを持っているとすごく感じた。監督とも試合後に『あの選手良かったね』というのは話したけど、ここでは秘密にしておきます」と話している。
フランクフルトは試合前日の来日で、この試合でもフィールドプレーヤーを乗せた選手バスが交通渋滞に巻き込まれて試合約30分前のスタジアム入り。リーグ戦から中3日で一部主力は休養となりカタール・ワールドカップ(W杯)のメンバーに選出された各国の代表選手も欠いた。長谷部は19日にガンバ大阪と対戦するもう1試合に向け「そこではもう少し多くのものを示すことができると思うので、大阪ではさらにいい試合をしたい」と話していた。