「サッカー、楽しいっすね」 大怪我克服の板倉滉、カナダ戦での“完全復活”へ「あとは上げていくだけ」
森保監督がカナダ戦のスタメン起用を明言
日本代表DF板倉滉(デュッセルドルフ)は、9月12日の練習中に左膝靭帯を部分断裂したが、カタール・ワールドカップ(W杯)の開幕に間に合ったようだ。11月17日のカナダ戦に向けた前日会見で、森保一監督が板倉の先発起用を明言。スタートから公式戦のピッチに立つのは、実に9月4日のブンデスリーガ第5節のマインツ戦(0-1)以来となる。
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11月11日に行われたブンデスリーガ第15節ドルトムント戦(4-2)で、約2分の出場をしていたとはいえ、先発起用が伝えられた板倉の表情は明るかった。「(本大会初戦の)ドイツ戦の前にいいテストマッチになると思うし、ちゃんとスタートから試合に出るのは久しぶり。カナダ戦をしっかり戦えれば、コンディション的には問題なくドイツ戦に行けるかなと思う」と、調整という意味での重要性を語った。
また、確認したいことについては、「個人としてはゲーム勘のところ。そこを試合に出て、あとは身体のコンディション。もう1回怪我をしないようにということも、もちろん意識してやりますが、今ここまで、すごくいい感じでもってくることができている。明日の試合が終わった時、まずは身体が無事であること。そしたら間違いなくいいコンディションになると思うので、しっかり最初から入りたい」と、意気込んだ。
ボールを蹴られる喜びに、満ちあふれている。「サッカー、楽しいっすね」と白い歯を見せると、「なかなかこんなに怪我で離れることがなかったので。まずは復帰してここに来れていることが嬉しい。あとはドイツ戦に向けて上げていくだけ。そういった意味での明日の試合を有意義にしたい」と、繰り返した。
ドイツ代表、コスタリカ代表、スペイン代表と対戦することで、これまで以上に守備力が問われる今回のW杯。ギリギリで間に合った板倉は、本大会に向けて「いける!」と思わせてくれるパフォーマンスを見せてくれるだろうか。