森保監督、負傷明けの浅野&板倉の先発起用を示唆 「スタートから出てもらおうと思う」
膝を負傷して故障明けの浅野、板倉をスタメン起用へ
日本代表は11月16日、翌17日に行われるキリンカップのカナダ戦に向けた前日会見を行い、森保一監督が出席した。カナダ戦は20日に開幕するカタール・ワールドカップ(W杯)前、最後の試合となるなか、指揮官は負傷明けの選手たちの起用を明言した。
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森保監督は11月1日にカタールW杯メンバー26名を発表したが、その後、招集メンバーに怪我人が続出。アキレス腱を負傷して大会メンバーから外れることになったDF中山雄太(ハダースフィールド)だけでなく、DF冨安健洋(アーセナル)、MF遠藤航(シュツットガルト)、MF守田英正(スポルティング)が次々に負傷。MF三笘薫(ブライトン)も体調不良によって合流が遅れている。
特に今後のキャリアにも影響を与えかねない膝を負傷したFW浅野拓磨(ボーフム)とDF板倉滉(ボルシアMG)は、怪我が悪化すればW杯本大会には間に合わなくなる。その一方で、実戦に復帰させて状態を確認しておきたいのも間違いない。
16日の前日記者会見で森保監督は、この2人についてカナダ戦で先発起用することを明言した。浅野と板倉をどう扱う予定かと問われた森保監督は、「スタートから出てもらおうと思います」とキッパリと言った。
「冒頭で話をしたプレーの状態が不確定な選手というのは、その2人だと思います。プレーできる状態であることは、トレーニングで確認できている。W杯でよりコンディションを上げてもらえるように、明日の試合でスタートから起用したい」
また、遠藤と守田が負傷しているボランチについても、負傷明けのMF田中碧(デュッセルドルフ)をMF柴崎岳(レガネス)と並べて先発させることを明かしている。W杯に向けて、チームの戦力として必要になるであろう選手たちに、さらにコンディションを向上させるためにもピッチに送り出す決断をした森保監督だが、この一手はW杯に向けてどう出るだろうか。
(FOOTBALL ZONE特派・河合 拓 / Taku Kawai)