コンディション調整を優先 日本代表、森保監督がW杯前最終戦カナダ戦へ送り出す11人は?
予想が難しいGKは初日から合流していた国内組の権田か
では、その15日のリカバリー組は誰かと言うと、MF鎌田大地(フランクフルト)、FW堂安律(フライブルク)、MF伊東純也(スタッド・ランス)、MF南野拓実(ASモナコ)となる。彼らは基本、カナダ戦の先発から外れるのではないか。唯一、例外的な存在は、週末の試合でプレーしなかった南野だろう。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
また、10日からカタール入りしている国内組は、最終節も欠場したDF酒井宏樹(浦和)を筆頭に、長期間にわたってプレーから遠ざかっている。彼らについては、むしろコンディションを上げて、ピッチでの感覚を取り戻してもらわなければいけない状態だ。
こう考えると、フィールドプレーヤーの並びは、DFが右から酒井宏樹(浦和レッズ)、谷口彰悟(川崎フロンターレ)、板倉、DF長友佑都(FC東京)。ボランチはすでに柴崎と田中で確定している。2列目は、右にFW前田大然(セルティック)、中央に南野、左に柴崎とともに海外組で最も早く森保ジャパンに合流したチーム最年少のMF久保建英(レアル・ソシエダ)。そして、1トップに浅野というメンバーが考えられる。
そして、最も予想が難しいのが「今日の練習を見て、コーチングスタッフと話し合って決める」としたGKだ。GK権田修一とGKシュミット・ダニエルの二者択一になりそうだが、ここは初日からチームに合流していた権田を予想する。
MF相馬勇紀(名古屋)については、MF三笘薫(ブライトン)を先発起用する可能性も考慮し、すでにスーパーサブとして決めているのではないだろうか。そのため今回はスタメンからは外れると考えた。
会見の席で森保監督は「隠しておいて、自分たちが発揮できなかったら、それは一番、我々にとっても良くないことですので、ベースの部分をチームで確認できるようにやっていきたいと思います」と、対戦相手に隠すことはしないと語ったが、このメンバー起用をすれば、これまでの主力を隠しつつも、チーム全体のコンディションを近い状態に保てることになる。
さらに結果が出れば、隠しごとをしなかったことで相手も撹乱できる。さて、森保監督はどのような選択をするだろうか。メンバー発表を楽しみに待ちたい。