コンディション調整を優先 日本代表、森保監督がW杯前最終戦カナダ戦へ送り出す11人は?
森保監督は前日会見で板倉、浅野、田中、柴崎の起用を明言
日本代表にとって、カタール・ワールドカップ(W杯)前、最後の親善試合となるカナダ戦。同じくW杯出場を決めている対戦相手との試合に森保一監督は、どのような意図をもって臨むだろうか。その一端が前日の記者会見で見えた。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
森保監督は、カタールに残ったMF守田英正(スポルティング)、MF遠藤航(シュツットガルト)の2人に加え、DF冨安健洋(アーセナル)の欠場を明言。その一方でDF板倉滉(ボルシアMG)、MF柴崎岳(レガネス)、MF田中碧(デュッセルドフル)、FW浅野拓磨(ボーフム)のスタメン出場を明言した。
ここから見えることは何か。負傷により、長期試合に出場していなかった選手たちのコンディションの確認と、試合勘を取り戻させる狙いが強いということだ。連係面での上積みを求めることよりも、個のコンディション回復を重視したと言ってもいいだろう。
森保監督は会見の中で、カナダ戦の位置付けについて「大きなテーマとしてW杯を総力戦で戦うために、チーム全体のコンディションを上げること。そして今、状態が不確定な選手のコンディションをしっかり見極めることをやっていきたい」と語った。
今回の大会は、中3日での連戦が続く。11月1日のメンバー発表以降、招集された26名の選手に、なぜこんなにもと思わせるほど、多くの負傷や離脱が相次いでいる。ここからW杯が始まるなかで、選手たちのコンディションを可能な限り一定に保ちたいはずだ。
となると、今回のカナダ戦では、直近のリーグ戦に出場してからチームに合流した選手たち、カタールでの最後の練習となった15日の練習でリカバリーのみを行った選手たちは、温存するのではないだろうか。ドイツ戦まで1週間あるが、疲労のない状態で選手を送り出したいはずだ。