データが示すU-16日本代表の「後半の勝負強さ」 大一番の25日UAE戦でも勝利のポイントに
際立つ後半の出足と終盤の畳みかける力
後半に入ると、日本は相手国との実力差を見せつけるようなゲーム運びを見せる。ハーフタイムに相手が仕切り直してきた直後の時間帯に奪ったゴールは6(全体の約28%)。この時間帯に相手の反撃の意欲を削ぎ、試合の行方を決定づける戦いが際立つ。
特筆すべきは、残り15分を切ってからの時間帯だ。3試合すべてでゴールを挙げており、計6ゴール(全体の約28%)に達している。高温多湿の環境下において、大量得点差がついて迎えた終盤でも、選手たちが最後までゴールを求めて一切力を抜かず、戦い抜いている証拠と言えるだろう。
25日の準々決勝UAE戦は、来年のU-17ワールドカップ出場権を懸けた大一番になる。アジアチャンピオンを目指して戦うトーナメントでは、グループステージのように大量得点差のゲームは難しくなるだろう。それでも、試合終盤にゴールを奪ってきたという経験と自信は、接戦の勝負どころで競り勝つための重要な要素となるはず。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
page1 page2