日本代表OBがカナダ戦のスタメンを予想 復活が「W杯の成績を左右する可能性がある」と見たキーマンとは?
左サイドは久保→相馬の“リレー起用”か
遠藤、守田が不在のボランチは、田中も怪我明けだったが、森保監督が柴崎と田中のスタメン起用を明言している。攻撃を担う2列目は、トップ下に4-2-3-1システムの肝であるMF鎌田大地(フランクフルト)、三笘不在の左サイドは復帰明けのMF久保建英(レアル・ソシエダ)、右サイドにはMF堂安律(フライブルク)と栗原氏は予想。出場当確の浅野を1トップに配置した。
「ドイツやスペイン戦のことも考えて、チェイシングからの連動した守備をやりたい気持ちが森保監督にはあると思います。左サイドは相馬(勇紀)をスタートで使う可能性は低い気がするので、久保→相馬の交代になると考えます。森保監督が南野(拓実)をどのポジションで、どんなシチュエーションで使うかも注目ですね。
ポゼッションはできるメンバーだと思うので、カナダ相手に日本の早いパスサッカーをやっていければいい。攻撃の選手は点を取ってリズムを作るものなので、全員が点に絡むようなプレーをして、本戦にいい状態で挑むことが一番のポイントです。田中碧、柴崎岳は攻撃のセンスがある。自分がなぜ選ばれているのか、その強みを出してほしいです」
カナダ戦で好パフォーマンスを発揮し、本大会初戦のドイツ戦に弾みをつけたいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
栗原勇蔵
くりはら・ゆうぞう/1983年生まれ、神奈川県出身。横浜F・マリノスの下部組織で育ち、2002年にトップ昇格。元日本代表DF松田直樹、同DF中澤佑二の下でセンターバックとしての能力を磨くと、プロ5年目の06年から出場機会を増やし最終ラインに欠かせない選手へと成長した。日本代表としても活躍し、20試合3得点を記録。横浜FM一筋で18シーズンを過ごし、19年限りで現役を引退した。現在は横浜FMの「クラブシップ・キャプテン」として活動している。