今季12ゴールの鎌田大地、森保ジャパンのPKキッカー候補に? 「機会があれば…」

鎌田大地が好調維持で代表に合流【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
鎌田大地が好調維持で代表に合流【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

今季のフランクフルトでキャリアハイの12得点をマーク、好調を維持して代表合流

 冒頭の15分のみの公開となった11月15日のトレーニングで、報道陣がプレスルームに戻ってから、程なくしてMF鎌田大地(フランクフルト)がミックスゾーンに現れた。13日のマインツ戦(1-1)にフル出場した背番号15は、軽いリカバリーのみでトレーニングを終えた。

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4年に一度の祭典、W杯の開催地入りした感想を問われると、「試合を終えて移動してきたばかりなので、身体は重いなという感じです。ドーハに入ってからは『暑いな』と思いました」と、素直な感想を述べた。

 9月の欧州遠征のアメリカ戦(2-0)でトップ下として存在感を示した鎌田は、今大会でも活躍が期待される。それでも、「そこまで気負うことなく、いつもどおりの自分でW杯に入れたらいいと思う。自分が今までやってきたことに自信もあるし、良い状態ではあると思うので、しっかりいつもどおりできたらいい」と、自然体で臨むことで結果を出せる自信を見せた。

 9月の欧州遠征の時、好調ぶりを実感していたが、そのパフォーマンスを11月に入っても維持。すでに今季は公式戦ゴール数もキャリアハイの12を数えている。これは鎌田にとって、思い描いていた理想像でもあるようだ。

「めちゃくちゃ点を取れている感覚は、そんなになくて。PKも蹴らせてもらっているし、中盤の選手わりには点が取れるというのが、自分が目指しているところ。実際に世界のトップと比べると、全然ゴールは取れていません。チャンスが来た時に、今はうまく決められていると思うので、しっかりこういうのを継続できたらいいと思います」

 今シーズン、高いPKの決定率を見せているが、森保ジャパンでは「全然、話していない」という。それでも「特に誰が蹴ると決まっているわけではない。大舞台で、プレッシャーのかかる部分でもあるので、蹴る機会があれば、蹴りたいなと思います」と、語った。

 これまでもチャンスを作りながらもゴールがなかなか挙げられなかった日本にあって、鎌田の今季の決定力は頼もしい限り。フランクフルトで見せている決定力を、日本代表でも継続して見せられれば、森保ジャパンのベスト8入りという目標達成にも近づくはずだ。

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