「オーストリアのキャプテン翼」 今季ブレイクの中村敬斗を現地称賛「なぜW杯に…」

オーストリアでプレーする中村敬斗【写真:Getty Images】
オーストリアでプレーする中村敬斗【写真:Getty Images】

公式戦18試合で11ゴール6アシストの活躍を見せる

 オーストリア1部LASKリンツに所属するFW中村敬斗は今季、加入2年目のブレイクを果たしている。現地メディアは中村の活躍を称え、「ワールドカップ(W杯)のメンバーに選ばれなかったことが信じられない」と報じている。

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 2021年夏の移籍市場でLASKリンツに加入した中村。今季はシーズン序盤から得点、アシストを積み重ね、ここまで公式戦18試合で11ゴール6アシストをマークし、先日には日本代表MF三笘薫の所属するイングランド1部ブライトンからの興味も報じられた。

 欧州の地で“注目株”となっている中村について、オーストリアメディア「LAOLA1」は各チームから3選手を選ぶ「2022シーズン前半の勝者」としてピックアップ。LASKリンツで活躍した選手の1人として取り上げ、「オーストリア・ブンデスリーガのキャプテン翼だ」として次のように伝えている。

「LASKの左ウイングのアニメキャラクターとの共通項は、日本人というだけでない。この22歳はリーグ戦で得点・アシスト合計13を記録し、チームを牽引した。このパフォーマンスを考えれば、中村が日本のW杯メンバーに入らなかったことは信じられないことだ」

 2018年にガンバ大阪入り、翌年に海外移籍を果たし、FCトゥウェンテ(オランダ)、シント=トロイデン(ベルギー)、FCジュニアーズ(オーストリア2部)へのローン移籍を繰り返すなど、若くして激動のキャリアを送ってきた中村。今はオーストリアの地で確かな評価を得ており、ここからのステップアップに注目したいところだ。

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