C・ロナウドとクラブの関係修復は「無理だ」 ユナイテッドOBが“蜜月の終焉”を指摘「もう後戻りできない」
ロナウドのクラブ批判にファーディナンド氏が言及
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWのクリスティアーノ・ロナウドは、インタビューでクラブと監督を痛烈に批判し、物議を醸している。カタール・ワールドカップ(W杯)直前の大騒動に、クラブOBは「擁護することはできない」と断罪した。
ロナウドは今季開幕前に去就問題が過熱。シーズンが始まってからも、10月のプレミアリーグ第12節トッテナム戦で試合終了前にベンチからロッカールームに引き揚げる行為で非難されるなどメディアを賑わせていた。さらに英紙「ザ・サン」のインタビューでクラブから「裏切られた」と感じていると告白するとともに、テン・ハフ監督について「私のことをリスペクトしてないから、私も彼をリスペクトしていない」とも明かし、波紋を呼んでいる。
このインタビューは衝撃とともに世界を駆け巡ったが、ユナイテッドでロナウドとともに数々の栄光を手にしてきた元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏も怒りを覚えているようだ。英紙「ザ・サン」は次のようにコメントを伝えている。
「クリスティアーノ・ロナウドを擁護することはできない。もう後戻りはできないし、クラブも戻そうとしていなければ、本人も戻る気がない。事実として、これは彼(ロナウド)がクラブを去るために作り上げられている」
「インタビュー公開までは彼のことを擁護してきた。クラブにはもっと良いコミュニケーションを取る義務があると思ってね。しかし、もはやどうやってロナウドにクラブに戻ることを許可できる? 無理だ」
そして、「ロナウドとユナイテッドの蜜月は終わった。本は閉じられたんだ」と関係の終焉を指摘した。クラブレジェンドであり友人でもあるファーディナンド氏にとっても、看過できる発言ではなかったようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)