地元解説者が苦境のミラン本田を擁護 「監督のあの所作は『諦めるな、耐えろ!』のサインだ」
組織作りのためスタメンを固定化と指摘
今季の本田は、右ウイングのポジションを元U-21スペイン代表MFスソに完全に奪われている状況。しかし、苦境にいるのは本田だけではない。
「今季獲得した選手たちだって、ベンチにいる。ラパドゥーラはラツィオ戦でプレーしなかったし、ゴメスだって少ししかプレーしていない。スタメンの11人で結果を出すことが先決。結果が出始めれば、他の選手も起用できるのではないか。本田は我慢して待たなければならない。モンテッラ監督は本田を重要な選手として考えていると思う」
ヴォルピ氏はベンチ要員と化している本田について、モンテッラ監督は重要視していると見ている。就任1年目の指揮官はチームの組織作りを進めるため、スタメンをある程度固定する必要があると指摘する。
だが一方で、ベンチ生活は本田のパフォーマンスに大きな影響を与えているという。「確かにプレーしていないと、試合中のわずかな出場期間で周囲の動きに合わせる必要があり、周りと調和する動きを見せるのは簡単ではない。本田はいいキックを持っている。本田のようなクオリティーの選手はそこまでいないが、少ない起用時間の中で、最大の力を発揮するのはとても難しい。なぜなら平静心でプレーできないからだ。継続的に出ていないと、出番が来た時にあまりにハッスルし過ぎたりしてしまう」