地元解説者が苦境のミラン本田を擁護 「監督のあの所作は『諦めるな、耐えろ!』のサインだ」

指導経験を持つ地元テレビ局のヴォルピ氏は、指揮官が本田を重要視していると擁護

 ACミランの日本代表FW本田圭佑は、20日の本拠地ラツィオ戦で今季5試合連続先発落ちとなった。2−0とリードして迎えた後半37分に途中出場した背番号10だったが、出場時間はわずか19分間。イタリア地元紙は「練習場だけのサムライ」と厳しく指摘しているが、イタリアメディアの中にはヴィンチェンツォ・モンテッラ監督が本田を重要視しているという擁護論者もいる。

 ミラノ地元テレビ局「ロンバルディアTV」で現在解説を務めるジャンカルロ・ヴォルピ氏は、サンシーロで今季2連勝を飾った試合直後に見せたミラン指揮官の振る舞いに注目している。

「試合後にモンテッラ監督が本田を励ます態度を見せた。彼のあの所作を解釈するとこういうメッセージになる。『諦めるな、耐えろ!』ということ。試合が終わって、監督は真っ先に本田へと走り寄った。これはひとつのサインだと思う」

 かつて自身もイタリア下部リーグの監督を歴任したヴォルピ氏は、試合後にこう語っている。今季わずか二度目の出番を終えた本田にモンテッラ監督が駆け寄り、激励した。それはベンチ要員に甘んじている本田に対して、忍耐を求めるジェスチャーだったというのだ。

 

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