インタビューでテン・ハフ監督らを痛烈に批判して物議を醸す

　イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWのクリスティアーノ・ロナウドは、インタビューでクラブと監督を痛烈に批判し、物議を醸している。この件について、矛先を向けられたエリック・テン・ハフ監督は激怒しているという。

　　ロナウドは今季開幕前に去就問題が過熱。シーズンが始まってからも、10月のプレミアリーグ第12節トッテナム戦で試合終了前にベンチからロッカールームに引き揚げる行為で非難されるなどメディアを賑わせていた。さらに英紙「ザ・サン」のインタビューでクラブから「裏切られた」と感じていると告白するとともに、テン・ハフ監督について「私のことをリスペクトしてないから、私も彼をリスペクトしていない」とも明かし、波紋を呼んでいる。

　サッカー界を代表するスターの、衝撃的なインタビュー。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は自身のYouTubeチャンネルで「さて、次は？　クリスティアーノ・ロナウド、マンチェスター・ユナイテッドと1月の新たなストライカー」と題した動画を投稿し、今後起きるであろう動きについて語っている。

「8月の終わりにはサウジアラビアのクラブが史上最高額の給与でロナウドを引き抜こうとしたら、本人が興味を示さなかった。欧州でのキャリアを守り、サッカーエリートとして続けたかったからだ。しかし、次は？　1月に何が起こるか。

　あのようなインタビューが公開され、もはやマンチェスター・ユナイテッドでのキャリアは続けられない。エリック・テン・ハフとも話したが、もちろん完全に激怒している。まったくもってハッピーではない。ロナウドがあんなことを言うとはまったく想定していなかったが、これが現在のシチュエーションだ。ユナイテッドにとっては複雑な状況だが、状況を解決できる正しいストライカーを連れてこなければならない」

　そして「次に起こることはすごく大きなものになるだろう」と“予言”。「クリスティアーノが新たなクラブで新たなユニフォームに袖を通し、マンチェスター・ユナイテッドは新たなストライカーを狙う。1月の移籍市場は簡単ではないから、注視する必要がある」と結んだ。

　カタール・ワールドカップ（W杯）が終われば、冬の移籍市場はすぐにやってくる。W杯期間中も、ロナウドとユナイテッドの移籍話は世間を賑わせることになりそうだ。